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【イベント】スポーツイベントに関わる危険要因

2012.08.27

●スポーツイベントに関わる危険要因とは?

スポーツイベントの危険要因は、(1)天災、(2)人災、(3)特殊事情による事故の3つに分けられます。
 (1)天災事故原因
  地震、風害、水害、雪害などにより、建物の倒壊、交通機関・通信機関の不通、停電など
 (2)人災事故原因
  火災、危険物(可燃性、有毒性など)、構造物の欠落(スポーツ施設の事故など)、環境衛生上の欠陥
  (食中毒など)、環境汚染(騒音など)、熱中症、群集心理(観客誘導・整理ミスによる事故)、犯罪
  (盗難、傷害など)、輸送機関の事故、の他運営・操作・安全管理ミス
 (3)特殊事故原因
  国際紛争、戦争など
●落雷による負傷事件
1996年、サッカー大会の試合に出場していた高校1年生のA君が、頭部に落雷を受けて瀕死の重傷を負うという、痛ましい事件が起きました。
それによってA君は一命はとりとめたものの、視力障害や両下肢機能の麻痺、両上肢機能の著しい障害などの後遺症が残ることに。
その後A君側が、在籍していたB高校と大会主催者であるC市の体育協会を相手に、治療費などの損害賠償を求めて提訴へ。
2008年、高松高等裁判所において差し戻し審判決が出され、B高校とC市の体育協会に3億14万円という損害賠償額が命じられました。
●「天災だから」では済まされない
落雷事件による裁判では、「生徒の安全を守るべき引率教諭は、一般に知られている避雷の知識を相当持つべきだ」としてB高校の安全配慮義務を厳しくとらえています。
また、C市の体育協会にも「大会が教育活動の一環として成り立っていることからすれば、協会も危険性をできる限り具体的に予測し、事故を防止して生徒を保護する義務を負っている」とされました。
屋外や野外でスポーツをする際には、落雷に限らず、自然災害や天候についてもできる限り正しい知識と情報を入手し、事前に備えるようにしてください。
そして、その場合の対応、対処を計画しておくことが大切です。
参考サイト

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