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【安全配慮義務】老朽化したスポーツ施設

2013.06.13

●相次ぐスポーツ施設での事故

先日、体操のロンドン五輪代表選手がつり輪の演技前のウォーミングアップ中、つり輪が切れて左肩を負傷するという事故がありました。
また、バレーボール選手がレシーブ練習の際、めくれ上がった床板が腹部に刺さり、ケガをしました。
いずれも、事故の原因は器具の耐用年数が過ぎていたり、施設の劣化によるものとのこと。
主催者や施設側からは、「予算がないから、買い替えできなかった」「予算がつかないから、メンテナンスができていなかった」との説明があったようですが、予算の問題と安全の問題は別物ではないでしょうか?
●安全に配慮する義務
スポーツ自体に、事故やケガをするリスクが潜んでいます。
だからこそ、スポーツによってさまざまなルールが設けられており、ルールに則ってスポーツをする中で起こった事故やケガは、原則、自己責任となります。
しかしながら、指導者や主催者、スポーツクラブがスポーツ活動中の安全に対する配慮を欠いており、そのことが原因で事故やケガが起こった場合は責任を問われます。
●事故やケガを防ぐには?
スポーツ用具の定期的なメンテナンスや施設のチェックなど、施設担当者が行うことはもちろんですが、使用するクラブや大会主催者も
事前に点検をすることが大切です。
その際、なにを、どこをどのように点検するのかについてマニュアルをつくり、スタッフ間で情報共有すると、安全に対する意識も高まります。
●草薙体育館での死亡事故
09年に静岡市の草薙体育館で、男性がバスケットゴールの支柱と台座に首を挟まれて死亡するという事故がありました。
その草薙体育館で何年か前にバスケットボール教室を行ったことがあるのですが、たぶんそのとき使ったバスケットゴールでは、と思うとぞぞっとします。
とにかくものすごく重いゴールで複数人でエイエイ押すたびに、ギコギコと不気味な音が。
もちろん、イベント前には安全点検をしましたが、事故やケガがなくて本当によかったと今でも思い出します。
☆安全管理体制についての組織づくりやマニュアル作成を行っています。
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