【イベント後援名義】メリットと申請のしかた
2015.05.06
●後援名義ってなに？
コトバンクによると、後援とは「仕事や計画などの後ろだてとなって、資金を提供したり便宜を図ったりして援助すること」となっています。
スポーツイベントでいえば、○○マラソン大会の後援として、○○県体育協会、○○市、○○観光協会、○○町教育委員会、○○新聞社、○○放送がついていたり、○○サッカー大会の後援として、○○県サッカー協会、○○県スポーツ少年団、○○町商工会議所などがついていたりします。
後援先が、実施するスポーツイベントの趣旨に賛同していることを表すため、スポーツイベントの告知サイトやチラシ、大会パンフレットなどに後援先の団体名を入れることができます。
●後援名義のメリット
後援の場合、一般的には資金や物品、人材の援助はありませんが、(1)実施するスポーツイベントへの社会的信用度が増す、(2)活動が公共的であることをPRできる、というメリットがあります。
後援先によって、そのメリットには以下のような特徴があります。
【マスコミ（テレビ・ラジオ放送局、新聞社、マチコミ誌など）】
マスコミの告知媒体に掲載されると、スポーツイベントへの集客や認知度アップなど広報効果が期待できる。
【行政（省庁、自治体）】
スポーツイベントに対する社会的信用度が向上する。
【各種団体】
スポーツイベントをきっかけに他団体との交流やネットワークが広がる可能性がある。
●後援先の決め方
やみくもに後援名義の申請をしても、許可されなかったり、せっかく後援についてもらっても効果がイマイチでは意味がありませんから、後援先はしっかりと選ぶようにしましょう。
ポイントは、2つです。
(1)実施するスポーツイベントの趣旨に賛同してくれるか
(2)マスコミ、行政、各種団体の特徴と、スポーツイベントの企画内容がマッチしているか
●後援名義の許可申請
申請書類のフォーマットが用意されている団体が多いので、後援先候補のサイトを確認してみましょう。
たとえば、以下のようなサイトです。
スポーツイベントを告知するタイミングと、申請してから許可をいただくまでの期間を見越して申請するとよいでしょう。
●報告書の提出
後援先によっては、実績報告書の提出が必要な場合があります。
いずれも申請の手続きは、そんなに難しいものではありませんので、スポーツイベントをバージョンアップするツールとして活用してはいかがでしょうか。
☆スポーツイベントへの協賛、協力、後援先の選定、依頼、申請についてアドバイスを行っています。