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【スポーツクラブ運営】リスクマネジメントへの取り組み方

2013.08.30

●スポーツクラブのリスクってなに?

スポーツクラブを運営するうえでのリスク要因は、活動時のケガ、移動中の交通事故、指導者の不足、競合スポーツクラブの進出などなど、さまざまなケースが考えられます。
以下は、リスクの種類とケーススタディをおおまかに整理した表です。
【活動時のリスク】
 ・サッカーの試合中に接触して負傷
 ・落雷にあたって大けが
 ・貴重品やスポーツ用具の盗難
【施設や用具管理のリスク】
 ・バスケットゴールが転倒して死亡
 ・強風により窓ガラスが割れて負傷
【人や組織のリスク】
 ・指導者による体罰やパワハラ、セクハラ
 ・経理担当者による使い込み
【経済面のリスク】
 ・助成金の打ち切りによる資金難
 ・会員の減少による収入減
【信用のリスク】
 ・トラブル発生による信用失墜
●リスクマネジメントの取り組み方
スポーツクラブの運営にあたっては、すべてのリスクを検討し、それに対する事前の予防策や事後の対応策をあらかじめ準備しておくことが大切です。
とはいっても、リスクをマイナス要因と捉えすぎると、「クラブを運営するだけで精いっぱいなのに、さらにリスクのあれこれを考えるのはもうムリムリっ!」となって、挙句「もうやーめた」「知〜らない」と後ろ向きのテーマになりかねません。
本来のリスクマネジメントとは、トラブルや損害をマネジメントすることのみが目的なのではなく、スポーツクラブのミッションを達成するために必要なのであり、リスクマネジメントをすることで自らのスポーツクラブを成長させるきっかけとなるものです。
取り組むにあたっては、理事や事務局だけで決めるのではなく、指導者や会員、施設担当者などの意見も幅広く聞いてみましょう。
また、決められたことは広く関係者間で情報共有することが大切です。
●まずはミッションの再確認を
それぞれのスポーツクラブには、〜〜のために、〜〜を行う、〜〜を対象に、大切にしている価値や理念があるはずです。
イベント制作の全体統括をしていた経験でいえば、事前にリスクに対するシュミレーションをさまざまな角度から検討するものの、本番当日は、さまざまなタイプの予測外のトラブルが起こります。
そこをエイヤっと解決し、最後には「よかったねー」と笑顔で終えることができたのは、主催者、運営スタッフ、ボランティアスタッフ、出演者などなど関係者全員がイベントのミッションに向かって、つながりながら取り組んだことが大きな成功要因ではないかと思っています。
ミッションは、特にNPO法人などの非営利団体はミッション(組織の指名)達成のためにつくられた組織です。
ぜひ、この機会に再確認してみてはいかがでしょうか。
参考文献
 「NPO実践マネジメント入門」パブリックリソースセンター編 東信堂
 「文化・スポーツイベント全般の構成と業務管理」 社団法人日本イベント産業振興協会
☆スポーツクラブの運営にあたってのリスクマネジメントや組織体制の構築についてアドバイス、コンサルティングを行っています。
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