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【助成金】助成金を受け取るまでの流れ〜その2

2016.02.01

助成金を実際に受け取るまでには、採択された事業の実施終了後、事業報告書や経費に関する支払証明書類を提出し、「検査」を受ける必要があります。
「検査」では、採択された事業が助成の目的に合っているのか、計画どおりに進んでいるのかなどの確認をします。
今回は、「検査」への準備にあたって注意すべき費目や会計処理について紹介します。

●人件費と旅費の処理のポイント
【人件費】
助成事業期間中の人件費を計上する場合の証拠書類については、従業員(アルバイトを含む)を雇用した場合、その従業員の作業日誌や従事確認簿などにおいて、いつ・どこで・だれが・なにをしていたのかが確認できなくてはなりません。
ついては、いつ・どこで・だれが・なにをしていたのかをもれなく記載するようにしましょう。
なお、スポーツ振興くじ(toto)助成においては、「諸謝金」と「賃金」で扱いが異なりますので、注意しましょう。
「諸謝金」=スポーツ指導や審判員、トレーナーなどの労務に対する対価を謝礼(報酬)として支出するもの
「賃金」=総合型地域スポーツクラブマネジャー等の雇用について、雇用された者(労働者)の勤務(労働)に対する対価に要する経費
【旅費】
助成事業を行うために必要な移動・出張に伴う経費(交通費や宿泊費など)を指します。
たとえば、東京駅から八王子駅まで移動した場合には、日付・目的・用務先(この場合、八王子)・出張者氏名・どのルートで移動したか・移動先でなにを行ったのかなどの業務報告(支払明細書)をきちんと記録で残すようにします。
また、支払証拠書類として提出を求められるものが、宿泊した際の領収書や、旅行会社などに航空機や新幹線を手配した場合の請求明細書などです。
こちらも大切に保管しましょう。●物品を購入した場合のポイント
ボールやビブスなどのスポーツ用具を購入した場合は、写真を撮って確認できるようにしておきます。
その際、スポーツ振興くじ(toto)助成では、totoロゴマークの表示が必要となりますので、購入時に忘れないようにしましょう。

●助成事業の会計は口座を区別して経理処理
助成事業の会計処理は、規程などの決められたルールに則って実施しなければなりません。
特に、助成事業にかかわる経費とその他の経費を明確に区分して、他事業との混同がないように処理することです。
金融機関に助成事業専用の口座を開設して、助成事業に係る入出金は専用口座で管理すると、効率的に実施することができます。
●報告書・支払証拠書類の提出は早め、早めに!
状況報告書や実施報告書の提出期限は、各助成金の規程で定められています。
助成金によっては、助成事業終了後すぐに提出を求められます。
そのため、助成事業実施中から「支払証拠書類」をもれなく揃えておく必要があります。
早期の助成金額確定を目指して、適正な「報告書」、「支払証拠書類」を早めに提出しましょう。☆参考サイト

スポーツ振興くじ(toto)助成  会計処理の手引平成27年度用)
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