【認定NPO】パブリックサポートテスト(PST)とは?
2012.08.20
●PSTとはなんぞや?
パブリックサポートテストを略してPSTといいます。
認定を受けようとするNPO法人がどれだけ多くの市民に支援されているか、つまり公益性が高いかどうかを審査するテストです。
どれだけ多くの市民に支援されているかどうかのテストには、以下の3つの方法があります。
(1)【絶対値基準】一定の寄附金以上の寄付者の数が一定以上の場合に「支援されている」と認める方法。
(2)【相対値基準】NPO法人の収入のうち寄附金の占める割合が一定の基準額以上の場合、「支援されている」と認める方法。
(3)【条例個別指定】地方自治体が条例で住民税の寄附金控除の対象として個別に指定している場合にはPST免除
●絶対値基準とは?
PSTの絶対値基準とは、実績判定期間内の各事業年度中の寄附金の額の総額が、3,000円以上である寄付者の数の合計数が年平均100人以上であるかどうかというものです。
すべての事業年度で3,000円以上の寄付者が100人以上であれば問題なくOKですが、年平均で100人でもだいじょうぶです。
たとえば、1年目の寄附者が50人で、2年目の寄附者が150人であれば、年平均100人以上となり、基準をクリアします。
●寄附者の数を計算するときの注意点
寄附者の数を計算するときには、以下の3つに注意しましょう。
(1)寄附者の氏名(法人や団体の場合は、その名称)及び住所が明らかな寄附者のみを数えます
(2)寄附者本人と生計を一にする人を含めて1人として数えます。
(3)申請するNPO法人の役員及び役員と生計を一にする寄附者の場合は、寄附者の数に含めません。
相対値基準と条例個別指定については、次の回でご紹介します。
参考サイト