【個人情報】メール、記念写真、DMの取扱いは？
2013.04.05
●見ず知らずのグループに個人情報が流れた!?
先日、ある団体がスポーツ×地域に関する会を開催するという案内を見つけ、窓口にメールで連絡をしましたところ、いきなりメンバーとして承認されたようで（その間の連絡はなく）、その後のメールに、メンバー数十人のメールアドレスとともに私のアドレスがCCの宛名に入っており、文面には参加予定者の名前のなかに私の名前が・・・。
いやはや、まったく顔を見知っていない人たちでして、あっりゃーと面喰ってしまいました。
●個人情報とは？
「個人情報」とは、個人を特定できるすべての情報です。
どういうことかというと・・・。
(1)個人に関する情報
プライベートでも、仕事用の名刺1枚でも、個人情報です。
(2)生きている人の情報
亡くなった人は、個人情報ではありません。
(3)個人を特定できること
氏名のみならず、特定の人とわかる映像や声など誰なのかわかれば、個人情報です。
名前＋所属名などの個人を特定できるメールアドレス、人の顔が判別できるような記念写真も含まれます。
(4)他の情報と照合して簡単にわかる場合
顧客番号、社員番号など名前が書いていない書類でも、別に用意された名前入り台帳と簡単に突き合せられる
ケースは個人情報です。
●個人情報を取り扱うには？
個人情報を取り扱うルールが決められています。
(1)あらかじめ利用目的を特定しておくこと
名簿をつくったり、DMを送るなど利用する目的を明確にしけなればなりません。
(2)個人情報を取得するときに、本人に通知・公表すること
あらかじめ決めた利用目的を本人に通知したり、ホームページや事務所の窓口に掲示しておきます。
(3)その利用目的の範囲内でのみ個人情報を取り扱うこと
あらかじめ決めた利用目的外の利用をするには、改めて本人に同意を得る必要があります。
(4)個人情報を取得する方法も適性であること
個人情報は不正に取得してはいけません。
●まさかの事態を招かないために
逗子のストーカー殺人事件では、警察が被害者の氏名、転居先の市などを読み上げていたことから、犯人が被害者の居場所を特定しうるようなヒントとなってしまったと言われています。
ネット上で人とのつながりが格段に広がっている今こそ、個人情報を取り扱う場合は、きちんとルールを守るようにしましょう。
☆スポーツ団体の規約や入会申込書、プライバシーポリシー、アンケートなど個人情報を取得する場面で、気を付けるべき点をアドバイスしています。
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