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【パワーハラスメント】ガイドラインの法的意味

2013.02.01

●ガイドラインの法的意味は?

スポーツ界がパワーハラスメント問題に取り組むなかで、ガイドラインの制定や見直しが図られることと思います。
日本体育協会では、「公益財団法人日本体育協会及び加盟団体における倫理に関するガイドライン」を制定し、暴力やセクシュアル・ハラスメントに関し規定しています。
さて、ガイドラインとは法的にどのような意味があるのでしょうか?
●契約をくわしく表したもの―ガイドライン
学校と学生(生徒)の契約関係であれば、学生は授業料を払って教育を受ける権利を得、学校は安全な勉学環境を提供し教育をする義務があります。
スポーツ団体と会員間でしたら、会員は会費を払ってスポーツ指導を受ける権利を得、スポーツ団体は安全にスポーツできる環境の提供とスポーツ指導をする義務があります。
この在学契約やスポーツ指導契約に基づく安全配慮義務は、明文化しなくとも、契約自体に含意されているものです。
それを、ガイドラインのなかで具体的に記載することで、契約で生じた義務を明確にしているということになります。
ガイドラインがなく、問題が生じた場合には、学校やスポーツ団体がきちんとやるべきことを整えていなかった、義務を果たしていなかったという証拠として指摘される可能性があります。
だからといって、ガイドラインはつくればOKではなく、実際にはどのような内容のガイドラインをつくるかということは法的責任を果たすという意味において、とても重要になってきます。
スポーツ団体の規約やガイドライン作成、相談体制の仕組みづくりについて、スポーツ団体の実情に合わせてアドバイスしています。

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