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【イベント】スポーツイベントのビジネスモデル

2012.08.10

●スポーツイベントの基本構成

スポーツイベントといっても、プロ野球、Jリーグ、プロゴルフ、ワールドカップ、オリンピックなどのメジャーなものから、自治体主催のマラソン大会、よさこいイベントのような身近なものまで、種目も規模もさまざまですが、基本的なフローは同じです。
家電製品や自動車などの製造業の生産管理方法として、(1)工程管理、(2)品質管理、(3)原価管理を3大管理手法と呼ぶそうで、最近では、それにリスク管理を含めるのが主流となっているそうです。
スポーツイベントにも、この生産管理方法が当てはまるのですが、決定的に違うのは、実施に向けて一回ごとにカスタマイズして生産するという点です。
スポーツイベントは、その時々の条件によって多種多様な手法を展開し集合させるプロジェクト業務とも言えます。
●スポーツイベントにかかる予算は?
イベント開催にかかる費用は(1)イベント企画制作費、(2)イベント会場使用料、(3)イベントの広告、宣伝費、(4)アスリート(ゲスト)の出演料、(5)イベントスタッフの人件費や警備にかかる費用、(6)イベント会場のレイアウトにかかる費用、(7)その他交通費やケータリングなど諸費用があります。
イベント主催者は、当該イベントの管理・運営をする権利に基づき、一定の入場料の支払いを条件に顧客に対して入場を許可したり、広告料の支払いを受けることを条件にスポンサー企業の広告をイベント会場に掲出する許可をしたりします。
スポーツイベントを開催することで生み出される収入と、かかる経費を差し引いた残りがイベント主催者の利益になりますが、その発生する収入とかかる経費の支出に関して、個々に契約を締結します。
●スポーツイベントに関する契約
スポーツイベントの支出にかかる契約は、アスリート(ゲスト)の出演契約、会場使用に関する契約、広告・宣伝に関する契約、スタッフ・警備に関する契約、設備・レイアウトに関する契約などがあります。
また、収入にかかる契約は、入場(観戦)に関する契約、テレビ放映に関する契約、スポンサーシップ・広告に関する契約、商品化に関する契約などです。

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