【助成金】スポーツ振興くじ(toto)助成〜お金以外の付加価値
2013.01.30
●申請するにあたって
平成25年度のスポーツ振興くじ助成は、ほぼ締め切りとなり、あとは4月の結果を待つのみとなりました。
申請にあたっては、依頼者との入念なヒアリングを行うのですが、その過程で団体の目的やビジョン、申請事業であるイベントや大会などの実施の意義、強み、お金の流れなどについて確認していきます。
本来、団体の問題解決のために助成金を獲得するのですが、団体や申請事業を客観的に洗い出し検討するなかで、依頼される団体にとってはビジョンや価値観、将来像などをあらためて見つめなおすきっかけにもなります。
●お金以外の付加価値
スポーツ振興くじ(toto)の助成金が交付されたとして、お金以外の付加価値があることをご存じですか?
たとえば、totoの助成事業のサイトに紹介されれば広報になりますし、信用、外部評価にもつながります。
あるいは、行政とのつながりができたり、他団体とのネットワークが広がったりする可能性もあります。
ぜひ、お金以外の付加価値にも、目を向けて有効に活用してみましょう。
●協賛金をGETしよう
たとえば、スポーツ教室やイベントに協賛金をつけたい、○○の調査研究をするので物品提供してほしいという際には、協賛していただくための企画書(提案書)を作成します。
それも、協賛する効果が伝わるような魅力的な企画書であることが大切です。
それには、団体の目的や方向性、強みなどがきちんと整理されていると、だれがみてもわかりやすい企画書をつくることができます。
また、協賛社との親和性や協賛いただくメリットも表現していくわけですが、助成金申請同様、客観的に物事を見つめなおす作業が必要になってきます。
●寄附金を募ろう
広く地域社会や支援者から資金を得るには、団体の運営や活動を理解していただかなければなりません。
ただ単に「うちはスバラシイことをやっていますから、寄附してください」では、共感を得ることはできません。
そのためにも、団体のビジョンや将来像などをわかりやすい言葉で積極的に情報発信しましょう。
そして、寄附していただいたあとのお金の使い道を報告することも忘れずに。
さらに共感を得るチャンスでもあります。
●改めて団体のことを見つめなおすきっかけに
どのような資金調達であっても、外部から資金を得るには、団体の運営や活動をあらためて見つめなおす作業が大事です。
助成金申請にあたっては、申請をきっかけに夢に向かって団体の持つ資源を磨いて、そして増やしていけるよう幅広くアドバイスしています。
参考サイト