●スポーツ団体ガバナンスコード
スポーツ庁は、スポーツ団体が適切な組織運営を行うための原則として、2019年に中央競技団体向け（13原則）と一般スポーツ団体向け（6原則）のスポーツ団体ガバナンスコードを示しました。
このガバナンスコードは、スポーツ団体を対象とした適合性審査やJOC・日本スポーツ協会への加盟要件、スポーツ振興くじ（toto）の申請要件として運用されています。
そのため、順守しているかどうかに目がいきがちですが、本来であれば、スポーツ団体自らがガバナンスコードを活用して組織を進化させるために活用してほしいと願っています。
一方で、ガバナンスの必要性は増していますが、足元をみてみると、理事会・理事・監事の役割をよく理解できていないがゆえに、「理事になってもらったけど、力を十分に発揮できずにいる」、「監事になったけど、責任の範囲がよくわからない」といった課題も散見されます。
そこで、何回かに分けて各機関の役割やしくみについてみていきます。

●一般社団・財団法人の機関運営

法人運営の基本や役員の義務と責任のほとんどは一般法人法に規定されていますが、定款で規定する事項もあります。
ついては、自団体の定款をいま一度読み返してみることも有効です。

☆参考サイト
スポーツ庁
「スポーツ団体ガバナンスコード＜中央競技団体向け＞」
「スポーツ団体ガバナンスコード＜一般スポーツ団体向け＞」

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