【資金調達】NPOバンクの活用
2013.04.10
●非営利の市民金融
NPO団体では、資金の多くを助成金に頼っており、助成金が終わったらどうしようというお話しを見聞きします。
NPOの資金源は、会費、寄附、助成金、補助金、事業収入、委託事業などありますが、そのバランスを見直すとともに、融資も選択肢の一つとして検討することをオススメします。
そこで、地域の課題を解決するために住民参加型の活動をしていたり、弱者の視点に立って社会貢献的な活動をしているような団体に対して、融資をするというのがNPOバンクです。
融資先としては、介護が必要なお年寄りのために音楽で生活に潤いをもたらしたり、外国人の子どもに言葉の学習支援をしたり、親子のコミュニケーション促進のために木工教室を開いたり・・・などなど活動内容はさまざまです。
●NPOバンクのお金の流れ
NPOバンクのお金の流れは、市民や団体が出資した資金を、地域社会や福祉、教育などの活動を行うNPOなどに融資するというものです。
出資や寄附をしたけれど、出したお金がどのように使われているのか、わからないということがありません。
融資された後も、出資者や融資先をニューズレターやサイトで公開していますので、出資者と融資先がクリアにつながっていることが特徴です。
また、NPOバンクではお金の支援だけでなく、経営のアドバイスをしてくれる団体もあります。
●スポーツ活動でもNPOバンクを活用してみては
NPOバンクを知っている、あるいは活用しているスポーツ団体は少ないようです。
地域コミュニティ再生のため、子育て支援のため、ひきこもりを解消するためなどの課題解決に向けて、スポーツを通じて活動している団体でしたら、一度NPOバンクをチェックしてみてはいかがでしょうか?
参考サイト
☆団体の理念や融資の審査基準、融資の内容は、それぞれ異なりますので、ご自分に合ったものを選ぶようにしましょう。